2023.06.30
大分空港~大分市への海上アクセスが便利に!国内唯一の定期運行便「ホーバークラフト」が復活
※画像引用:大分県HP
こんにちは。リージョナルキャリア大分のコンサルタント、桝永です。
今回は、大分県が2024年を目標に復活就航を目指す「ホーバークラフト便」に着目しました。
このホーバークラフト便は、大分県が大分空港(国東市)~大分市内のアクセスを改善するための海上輸送手段として就航準備を進めているもので、最速約25分で別府湾を横断する定期運航便です。
このホーバークラフトによる定期運航は国内唯一。利便性の向上のみならず、希少性もあるため、観光面においても注目を集めることが期待されています。
どのようなものか、詳しく見て行きましょう。
ホーバークラフトとは?
※画像引用:大分第一ホーバードライブ株式会社HP
大分では実は以前もこの「ホーバークラフト便」が大分市西新地~大分空港間で運行されていましたが、利用客の減少等の理由から2009年に惜しまれつつ廃止に。
しかし近年、大分市と大分空港間のアクセス向上を求める声が再び高まり、今回再びホーバークラフト便が復活することとなりました。
ホーバークラフトの特徴
・地面でも水の上でも走ることができる水陸両用の乗り物で、最高で時速80kmものスピードが出ます。
・ホーバークラフトの原理は、上から大量の空気を船体の下に勢いよく噴出し続けることで、船体を宙に浮かせたままプロペラを使用し、前に進みます。
・正式名称は「エアクッション艇」といい、イギリスでは製品名の「ホバークラフト」の愛称で親しまれています。大分県では過去に「大分ホーバーフェリー株式会社」が運航していたため、「ホーバークラフト」が県民の間で定着しています。
ターミナル「ホーバーターミナルおおいた(通称:HOV.OTA(ホボッタ)」
※画像引用:大分県HP
このホーバークラフトの旅客ターミナルとして、大分市と大分空港に建設された「ホーバーターミナルおおいた(通称:HOV.OTA(ホボッタ)」。
海の青さとのコントラストが美しいこのターミナルは「大分県の原風景である杉林をイメージした屋内・屋外スペース」となっているそう。
また大分市側のターミナルは、屋上の展望台に歩いて上ることができる構造となっています。
このターミナルは24年2月に完成し、あとは就航を待つばかりです。
※参考:大分県HP「ホーバークラフト旅客ターミナル イメージ図について」
ホバークラフトの名称は?
導入予定の3隻のホバークラフトはイギリス製。名称も公募され、2023年2月に発表されました。
3隻は「豊後の三賢」と称された偉人、三浦梅園、帆足万里、広瀬淡窓から「Baien(バイエン)」「バンリ(Banri)」「タンソ(Tanso)」と、それぞれ命名。江戸時代に国東市、日出町、日田市において、西洋の天文学や医学、儒学など広く学問の研究や普及に取組んだ教育者として大分にゆかりのある偉人たちの名です。
※画像引用:大分第一ホーバードライブ株式会社HP
■旅客定員 80名
運航開始から20年間で大分県内にもたらされる効果は約614億円と分析されています。近隣の地区でも観光産業を中心に経済効果が高まりそうですね。
運航開始したらぜひ乗ってみたいと思います。
※参照
・大分県HP:https://www.pref.oita.jp/site/hovercraft/
・大分第一ホーバードライブ株式会社HP:https://hoverdrive.jp/company.html
転職個別相談会
リージョナルキャリア大分では、大分での転職をお考えの方を対象に平日(17:00~/18:30~/20:00~)と毎週土曜日は個別の転職相談会を実施しております。今すぐの転職ではない方や情報収集段階の方も多数ご相談いただいておりますので、お気軽にご予約下さい。
<U・Iターン転職個別相談会>
大分出身のコンサルタントが、転職についてのご意向やご希望の求人をお聞きしながら、転職の成功に向けて適切な情報をご提供させていただきます。選考におけるポイントや面接対策などもお伝えいたします。
※個別面談(最大1時間)
キャリア相談・転職相談会|個別対応|完全無料|リージョナルキャリア大分