リージョナルLIFE

「大分県ってどんなとこだろう?」
仕事のこと、暮らしのこと、
様々なデータをもとに
大分県の特色をまとめました。

最終更新日 2021年7月14日

大分県の基本情報

面積

6,340.70k㎡

国土地理院
「令和3年全国都道府県市区町村別面積調」より

人口

1,135,000人

総務省統計局「日本の統計2021」より

人口密度

179.00人/k㎡

小数第三位以下四捨五入

大分県の
紹介・特徴

「アジアの玄関口」である九州の北東部に位置する大分県。戦国時代には南蛮貿易が盛んに行われるなど、古くから国際色豊かな都市として繁栄し、県指定の有形文化財(建造物)の数は日本一を誇ります。また温泉の源泉数(4,538ヶ所)、湧出量(291,340L/分)ともに日本一で、特に別府湾に面する別府温泉、県中央部に位置する由布院温泉は全国的にも広く知られています。さらに地熱発電でも日本一を誇り、栽培、養殖などの産業、食文化や美容と医療に至るまで、豊かな温泉の恵みが幅広く活かされていることから、県では「日本一のおんせん県おおいた」と称し、全国に温泉をPRする活動を行っています。

また最近では「アジア初の宇宙港(スペースポート)構想」が話題となっています。大分県は米国ヴァージン・オービット(カリフォルニア州)と提携し、2022年の人工衛星打ち上げを目指すという計画を発表しました。2020年9月には内閣府の「宇宙ビジネス創出推進自治体」にも選定されたことで、地元大分では『宇宙港経済圏』と呼べるほどの大きな波及効果が期待されています。これから、大分県は「宇宙の玄関口」と呼ばれるようになるかもしれません。

※参照:大分県HP

大分県の産業・仕事について

産業構造

産業大分類 企業数(社) 割合
卸売業、小売業 8,928 23.1%
宿泊業、飲食サービス業 5,535 14.3%
建設業 4,405 11.4%
生活関連サービス業、娯楽業 4,174 10.8%
サービス業(他に分類されないもの) 3,077 8.0%
医療、福祉 3,018 7.8%
不動産業、物品賃貸業 2,534 6.5%
製造業 2,521 6.5%
学術研究、専門・技術サービス業 1,630 4.2%
教育、学習支援業 992 2.6%
農業、林業 540 1.4%
運輸業、郵便業 540 1.4%
金融業、保険業 326 0.8%
情報通信業 211 0.5%
複合サービス事業 112 0.3%
漁業 111 0.3%
鉱業、採石業、砂利採取業 23 0.1%
電気・ガス・熱供給・水道業 17 0.0%
合計 38,694 100.0%

(総務省統計局「経済センサス」より)

産業の特徴

大分県の県内総生産は4兆6,143億円(平成30年、名目)で、内訳は第1次産業973億円(2.1%)、第2次産業1兆4,645億円(31.7%)、第3次産業2兆0250億円(65.6%)となっています。

【第1次産業】
平松守彦前県知事が提唱した「一村一品運動」によって、各地で特産品を産み出す試みがなされています。農産物では干し椎茸やカボスが生産量日本一。特に干し椎茸は、身が厚く表層に星型の亀裂が入る「冬菇(どんこ)」が名産で、高級品として珍重されています。野菜の産出額は多い順に、白ねぎ・小ねぎ・トマト・いちご、果樹の生産額は、なし・ぶどう・ハウスみかん・カボスとなっています。水産業は中高級魚介類が中心で、特に「関あじ」「関さば」「城下かれい」「臼杵のふぐ」はブランド魚として知られています。リアス式海岸を有する県南部では養殖も盛んで、ブリ類(20,200トン)、ヒラメ(600トン)などは全国でも上位の生産量となっています。

【第2次産業】
鉄鋼・石油化学・自動車・半導体など、様々な業種の企業がバランスよく立地しています。県北部(中津市、宇佐市、豊後高田市)を中心とした自動車産業では、2003年から2015年にかけて100社を超える企業の集積を生み出しました。近年、大分県では、新エネルギー、医療機器、食品産業の支援に加え、地元中小企業と進出企業がともに発展できるよう、産業の活性化と新たな産業創出に取り組んでいます。県庁所在地の大分市は、1964年の新産業都市の指定を機に、臨海部には鉄鋼・石油化学・銅の精錬など、内陸部にはITや精密機械などの企業が進出しています。また、これに関連する中小企業も数多く集積し、工業分野の最先端技術を持つ多種多様な企業が活発な経済活動を展開しています。特に大分市の工業の発展は目覚ましく、市町村単位では製造品出荷額等が九州第1位(経済産業省「2019年工業統計調査」)となっており、九州のみならず日本の工業のけん引役として存在感を発揮しています。また自然エネルギー自給率が30.1%と全国で最も高く、八丁原発電所をはじめ3か所の商用地熱発電所が立地するなど地熱利用も進んでいます。

【第3次産業】
別府や湯布院などを中心とした観光産業(宿泊業、飲食サービス業)が、卸売業・小売業23.1%に次いで、第2位の14.3%となっているのが特徴的です。

※参照:大分県HP(県民経済計算、大分県の農林水産業)

有効求人倍率・
平均年収

有効求人倍率(2021年5月/厚生労働省「一般職業紹介状況」より) 1.16倍
平均年収(男女計)
(2019年/厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より)
32歳/360.8万円
37歳/376.0万円
42歳/405.7万円
47歳/450.6万円

上場企業一覧
(証券コード順)

社名 本社所在地 業種 市場
株式会社グランディーズ 大分県大分市 不動産業 マザーズ
株式会社cotta 大分県津久見市 卸売業 マザーズ
FIG株式会社 大分県大分市 情報・通信業 東証一部
株式会社アメイズ 大分県大分市 サービス業 福証本則
ジェイリース株式会社 大分県大分市 その他金融業 東証一部
株式会社大分銀行 大分県大分市 銀行業 東証一部
株式会社豊和銀行 大分県大分市 銀行業 福証本則
株式会社ジョイフル 大分県大分市 小売業 福証本則

転職市況
サマリー

2021年4月にリージョナルキャリアが実施した「コロナ禍における採用動向アンケート」では、前回(2020年8月)調査と比較して「採用数を増やす」の回答は8ポイント増加、「減らす」「ストップする」の回答は併せて10.8ポイント減少しており、一時の“コロナ拡大期”に比べると採用意欲が回復しつつあることが窺えます。業種別では、採用数を増やすと答えた業種は「教育・医療・福祉(48.3%)」「IT・通信(27.3%)」「建設・不動産(16.3%)」の順に多くなっています。コロナ禍による医療系サービスの需要増加や、DXなどのITサービスの需要増加が採用にも影響を与えているようです。

また大分県では「モノづくり」に関わる求人が多く存在します。新産業都市の指定を機に、県北部(中津市、宇佐市、豊後高田市)ではダイハツ九州を中心に自動車関連メーカーが集積。また日本製鉄、昭和電工、JXエネルギー、住友化学、旭化成メディカル、ジャパンセミコンダクター、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング、パンパシフィック・カッパー、JX金属、大分キヤノンマテリアル、三井造船など、鉄鋼・石油化学・金属・半導体など様々な企業が進出しています。これらの大手メーカー工場や地場協力会社での機械・電気関連エンジニア、設備保全、製造加工などの求人が活況で、給与も比較的高いことから人気があります(メーカーは技術者に限らず幅広くポジションがあります)。

大分県の暮らしについて

家賃相場(月平均/円)

1R(20~29㎡) 36,155
1LDK(40~49㎡) 40,557
2LDK(50~59㎡) 46,560
3LDK(60~69㎡) 47,623

(2018年/総務省統計局「住宅・土地統計調査」より)

地価(坪単価平均/円)

1 大分市 256,663
2 由布市 205,661
3 別府市 164,417
4 日田市 145,895
5 佐伯市 137,567

(2021年/国土交通省「地価公示」より)

ライフスタイル

大分の持ち家比率は63.6%。新築一戸建て購入費用は郊外で2,000万円台、大分市内中心部や文教地区では4,000万円台の物件が多いようです。また、大分駅周辺が分譲マンションの人気エリアとなっています。近年は大分駅近くの建設用地が少なくなり、分譲価格も高くなってきたため、駅から少し離れた外周部で新築マンションの建設が増えています。価格帯は3LDKで3,000万円前後。同程度の予算で購入できる建売住宅も多いですが、通勤渋滞に巻き込まれにくく、歩いて大分駅や繁華街に出かけられる立地にあるマンションが人気を集めています。

なお、「大分を離れたくない」という方の意見としては、以下のような点がよく挙げられます。
◆食べ物がおいしい。
関サバ・関アジ、城下カレイ、臼杵のふぐ(大分限定ふく肝は絶品)、カボスぶり、中津のハモ、姫島の車エビなど、魚が本当に美味しく、県内では比較的安く手に入るため、食卓には新鮮な魚が並ぶことも多いです。
◆海に、山に、温泉に。週末リフレッシュできる環境がある。
佐賀関や蒲江など釣り好きにはたまらないエリアも車で1時間。山好きには「九州の屋根」と呼ばれる「くじゅう連山」があります。5月下旬頃から火山高地に生えるツツジの一種・ミヤマキリシマが咲き始め、山々がピンク色に染まります。海や山を満喫したら、温泉で汗を流す。別府や湯布院に目が行きがちですが、あちこちに温泉があるため、毎週末ストレスフリーの“プチ旅行”も可能です。※自家用車のトランクに「温泉セット」は必須です。
◆生活コストが安い。
大分県は住居費が割安で、「頭金なし、月々6万円」で買える一軒家の物件が出ることもしばしば。また年間電気代は東京都区部の133,363円に対して大分市は118,963円、ガス代は同83,222円に対して同61,221円、上下水道代は同63,326円に対して同62,833円と、水道光熱費も総じて割安です。そのぶん、暮らしにゆとりを持つことが可能と言えます。

※参照:総務省統計局「社会生活統計指標 −都道府県の指標− 2021」「H27年度家計調査」

通勤方法・時間

大分県の世帯当たりの自動車保有台数は1.72台(令和2年度末)。自家用車での移動が主で、電車やバスは便利とは言えません。通勤に関してもほぼ自家用車(自動二輪車含む)を使用しており、企業もマイカー通勤OK(駐車場代無料)としているところが少なくありません。通勤時間は20~30分が一般的ですが、8:00~17:00が就業時間という企業が多く、7時台や18時台の通勤時間帯は渋滞することも多いため、プラス10~20分は上乗せと考えておくのが良いでしょう。なお、区画整理が進み道路事情はかなり良くなっているため、運転はしやすいと言えます。

※参照:自動車検査登録情報協会「自家用乗用車の世帯当たり普及台数」

自治体による
暮らしの支援

移住希望者向け月刊誌「田舎暮らしの本(宝島社)」による「2021年版住みたい田舎ベストランキング」の『小さな市』の総合部門で、豊後高田市は3年連続1位を獲得。若手・子育て・シニアの全世代から1位を獲得しています。その他にも2位日田市、3位臼杵市、4位国東市、5位宇佐市と上位を独占しています。大分は「平成の大合併」により、九州で最も少ない18市町村(14市3郡3町1村)と大幅に減少しました。その結果、行政サービスが充実し、移住先として人気が出ている一端になっていると言われています。

大分への移住をバックアップする制度も充実。移住希望者会員制度「おおいた暮らし倶楽部」では移住希望者のための各種割引等の特典が提供されています。また「お試し移住」なる取り組みもあります。移住を検討されている方に、住み心地や土地の魅力を体感してもらう短期滞在プログラムで、市町村が指定する宿泊施設を利用した場合、滞在費用の一部が補助されます。またスキルアップ移住推進事業として、移住希望者向けITスクールを開校しています(IT技術スクール受講費用無料(一部実費負担あり))。また、大分県外から移住し、条件を満たした場合は「移住支援金」が支給されます。移住支援額は「2人以上世帯の場合100万円、単身の場合60万円」または「大分県移住者居住支援事業の補助対象となる市町村事業による補助予定額の2倍以内の額のいずれか小さい方」となっており、支給対象の幅も広がっています。

※詳細や最新の情報は、各自治体のホームページをご覧ください。

大分県の子育て・教育について

幼稚園・
保育園数

国公立 私立
幼稚園 106 60

(2020年/文部科学省「学校基本調査」より)

国公立 私立
保育所 41 176
幼保連携型認定こども園 4 90
保育所型認定こども園 7 14

(2019年/厚生労働省「社会福祉施設等調査」より)

子育ての
しやすさ

大分市内にある幼稚園や保育園などの保育施設は2018年度で112施設あるほか、保育ママや小規模・事業所内などの地域型保育施設、認可外保育施設、さらに病児保育の委託施設や一時預かり事業を実施している認可保育施設もあります。また大分市は、子育て中の家庭に対して送迎や預かりなどを依頼できる「子育てファミリー・サポート・センター事業」の実施、「おおいた子育てほっとクーポン」の交付など、子育て環境も充実しています。

その他、子育て世帯の支援策として県下全域で「子ども医療費助成事業」が実施されています。例えば大分市では、小学校就学前の子どもは入院や通院、歯科、調剤の分野で対象となる処置を自己負担なし、所得制限なしで受けることが可能です。入院についても、小・中学生は助成の対象となります。

※最新の情報や詳細については、各自治体のホームページ等をご覧ください。

学校数

国公立 私立
小学校数 265 1
中学校数 126 4
高校数(通信教育を含む) 41 14
大学数 2 3

(2020年/文部科学省「学校基本調査」より)

教育環境

小学校で受験が必要なのは、大分大学教育学部附属小学校と明星小学校の2校で、ほとんどが公立小学校に入学します。一方、中学校受験の選択肢が拡がっており、大分大学教育学部附属中学校や大分県立豊府中学校をはじめ、私立においても県有数のエリート進学校として知られる向陽中学校や大分中学校、岩田中学校などが名を連ねています。

高校受験は多くが公立高校を目指します。上位校として、伝統校の県立大分上野丘高校と県立大分舞鶴高校が双璧をなしていますが、超難関大学を目指す、私立高校の特々進クラスも人気。一方、少子化の影響から、大分市内の進学校以外はほぼ定員割れの状態です。卒業後は大学進学希望者の8割が県外へ進学します。

県内にある大学は10校(うち短期大学5校)で、国立大学である大分大学は経済・教育・工学部・医学部が揃ったバランスの良い大学です。2000年に開学した立命館アジア太平洋大学(APU)は世界の知性と競う、日本屈指の多文化教育環境が特徴です。学生の半数は世界約90ヵ国・地域から日本にやってきた留学生。言語や文化、価値観の異なる友と出会い、ともに学び、生活し、自己成長を遂げていくことができます。

自治体による
子育て・教育の
支援

大分県では「子育て満足度日本一」を目標に掲げ、子育て中の方に「地域全体が見守り、支えてくれている」と実感してもらうとともに、「子ども自身の健やかな育ち」を支援する取り組みが進められています。2020年1月に発表された「育児ストレスが少ない都道府県ランキング(ダイヤモンド・オンライン)」では、大分県は女性が全国1位、男性が全国2位となりました。「市内保育園の保育料、市内公立幼稚園の授業料の完全無料」や、「子育て応援誕生祝い金最大100万円支給」など、『全国トップレベルの子育て支援』を目指す豊後高田市をはじめ、各自治体により様々な支援制度が展開されています。

<支援の一例>
・おおいた子育て応援パスポート事業
18歳未満の子や妊娠中の方がいる家庭が対象で、利用登録後、子育て応援店でパスポートを提示すると様々な特典を受けることができます。
・おおいた子育てほっとクーポン
地域の子育て支援サービスを知り、気軽に利用してもらうことを目的に、子育て支援サービスに使えるクーポンを提供しています(クーポン金額:第1子出生時1万円~第5子出生時5万円)。
・地域子育て支援拠点
「こどもルーム」「子育てひろば」「子育て支援センター」とも呼ばれ、子どもたちの遊びを見守る傍ら、親同士が情報交換できる場となっています。また、施設スタッフから育児に関するアドバイスを受けることもできます。
・ひとり親家庭支援窓口
住居や仕事、公的支援や資金の工面などのほか、育児や地域生活全般に関する相談を受け付けています。また「大分県母子・父子福祉センター」では、弁護士による無料法律相談をはじめ、ひとり親家庭の様々な相談に応じています。
・ファミリー・サポート・センター
育児の援助を「受けたい方」と「行いたい方」が会員となり、地域の中で互いに支え合う会員組織のことで、県内では14の市と町で運営されています。例えば保育所への送り迎えや買い物、通院などの際、比較的低料金で支援を受けることが可能です。また、地域とのつながりができるというメリットもあります。
・ホームスタート
小学校入学前の子どもがいる家庭に、研修を受けた子育て経験のあるボランティア(約300人)が、週に1回2時間の訪問を4回程度行います。家庭の話をゆっくり聴いて、不安や悩みをしっかり受け止め、一緒に家事や育児を行うという取り組みで、12市1町で実施されています。

※詳細や最新の情報は、各自治体のホームページをご覧ください。

大分県へのUターン・Iターンを実現した方の
「生の声」をご紹介します。

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