2024.12.12
別府で楽しむアートの世界~「別府看板アート」のご紹介~
こんにちは。リージョナルキャリア大分、コンサルタントの田尻です。
大分県別府市といえば、全国有数の温泉地。先日のブログでご紹介した通り、あちこちに湯煙が立ち上り、個性豊かな温泉が数多く存在しています。
※掲載写真は筆者撮影。
温泉のイメージが強い別府ですが、実はアートへの取り組みも盛んなことをご存じでしょうか?
2024年4月に市制100周年を迎えた別府市では、アートを軸とした町おこしが進められています。
全国から「アートを堪能できる町」として認識され、いつ訪れてもアートに触れられる場所となるよう、期間限定のイベント開催にとどまらず、市内各所にアート作品が設置されています。
そこで今回は、数あるアートプロジェクトの一環として市内各所に掲げられている「別府看板アート」をご紹介いたします。
※掲載写真はすべて筆者撮影。
地元の魅力を視覚的にPRする「別府 看板アート」
美術家の中崎透氏によって作成されたこの「看板アート」は、JR別府駅から別府タワーまでのルート上にある商店街、共同温泉などで見ることができます。
巡回型のアート空間に設置された約30点の看板アートは、街の景観に溶け込みながら観光客や地元の人々に地域の魅力を伝えています。
実際に足を運んでみると、展示されている看板アートはどこか懐かしいタッチで描かれていて、まるで私の知らない別府の人々の歴史や文化を教えてくれているかのようでした。
それでは、さっそく見ていきましょう。
こちらは、別府駅から徒歩5分ほどの場所にある市営温泉「不老泉」。
近くで看板屋を営んでいた夫婦の様子が描かれていました。
昔はこの辺にクラブやキャバレーが沢山あった、という話から「キャバレー」のネオンも展示されています。
中央町のビル壁に描かれている「ビールビル」。
終戦後の駅前通りにはビルがなかった、という昔話からインスピレーションを得て描かれたそうです。
あつ湯、ぬる湯と2種類の温泉を楽しむことができることで有名な「駅前高等温泉」。昔から変わらない建物の姿を、あるご夫婦の思い出話と共に描かれていました。
風情ある商店街の中に自然に溶け込みながらも、どこか異質な存在感を放つ看板アート。
古さと新しさが絶妙に交じり合い、独特の魅力を醸し出すその空間には、懐かしさとまだ知らない世界が共存しているかのような不思議な雰囲気が漂っていました。
看板アートだけでなく、それぞれに書かれた「作品にまつわるエピソード」も楽しかったです。話し言葉のままの大分弁で書いてあることで、まるで自分がその場にいるかのような臨場感がありました。
別府市は古くからの観光都市であることから、外部から訪れる人々や新たな価値観を受け入れる文化が根付いているように思います。そのため、温泉だけでなくアートも新たな観光名物として、市民から受け入れられているのかもしれませんね。
温泉でリラックスした心と体でアートを感じる・・・。そんな別府ならではのアート散策を楽しまれてはいかがでしょうか。
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