2021.06.07
【大分の暮らし】~国公立大学への現役合格率が過去最高に。大分県の「進学校」事情~
令和3年4月9日に開催された第1回教育委員会会議にて、今年の県立高校生の4年制国公立大現役合格率が24.1%と、1989年以降で最も高くなったことが発表されました。
コロナ禍や入試制度の変更など、混乱も多かった2020年度の大学入試において、着実に成果を残した大分県の高校生は立派ですね。
そんな彼ら・彼女らがどのような環境で学んでいたのか気になりませんか?
そこで今回は、東大合格者を輩出した県内の3校の特徴をまとめてみました。
大分県の進学校その① ~大分上野丘高等学校~
上野丘高等学校は大分県内で最も東大合格者数が多い、公立の進学校です。
毎年東大へのオープンキャンパスや東大生との交流会が行われており、受験に向けてのモチベーション形成が図られています。
また文部科学省のSGH(スーパーグローバルハイスクール)指定校にも選定されており、APU国際学生との交流や、グローバルリーダー育成塾への参加など、国際的に活躍できる人材の育成を目指した教育が行われています。
上野丘高等学校の強みは勉強だけではありません。
2016年に特許を取得した化学部や、3度の甲子園出場経験のある野球部を筆頭に、文化部、運動部とも活発な活動が行われています。
まさに「文武両道」を味わえる学校と言っていいでしょう。
2021年の進学実績は東京大学12名、九州大学72名、医学部28名など、さすがの結果。
卒業生の皆さんには、ぜひ大分の未来を牽引していってもらいたいものです。
大分県の進学校その② ~大分舞鶴高等学校~
普通科に加えて、県下唯一となる理数科が存在し、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)校にも選ばれている大分舞鶴高等学校。
なんと、1年生全員が統計学やプログラミング学習を取り入れた「データサイエンス」を学ぶのだとか......!
校是は「舞鶴魂 - しまれ、がんばれ、ねばれ、おしきれ」。
「夢拓く舞鶴」というスローガンのもと、生徒の学びの心に火をつけ、なりたい自分の姿に大きな夢を抱ける場所を目指した教育が行われています。
2021年の進学実績は東大1名、京大1名、九大14名、国公立合計240名。
近年は特に、理数科での進学実績が伸びているようです。
シンガーソングライターの南こうせつさんや、カヌー選手でアテネ五輪代表にも選ばれた足立美穂さんの母校でもある舞鶴高校。
理数系に興味がある方、大きな夢を育てたい方にマッチしそうな環境ですね。
大分県の進学校その③ ~大分東明高等学校(普通科特別進学コース)~
スポーツでも有名な私立高校、大分東明高校には、160名前後の学生が切磋琢磨し勉学に励む「特別進学コース」が存在し、例年数名の東大合格者を輩出しています。
その特徴は、習熟度や志望校に沿って細分化された少人数授業の実施や、2008年に設置された向陽中学校との中高一貫のカリキュラム、第1・3・5土曜の平常授業、毎月実施される英・数・国の「基礎力テスト」など、大学受験に向けた万全の体制が敷かれていること。
さらに遠隔地に住む学生向けの寮では、毎日4時間の学習時間が定められており、とにかく一途に勉強に励むことができる環境です。
2021年の合格実績は東大1名、京大3名、医学部13名、早慶18名と、入念な受験対策が成果に結びついています。
6年間みっちりと学びたい方、寮生活を味わってみたい方にぴったりの環境です。
まとめ
今回紹介した学校の他にも、大分県内には公立、私立併せて50以上の高校が存在し、「全国的に3校しかない公立の芸術専門高校の1つ」である芸術緑丘高等学校や、「県下唯一の観光コース」を持つ由布高校など、特色・魅力に溢れた教育が行われています。
また大分県では全県一区制が導入されているため、住んでいる地域に関わらず自由に出願することができます。
個性ある学校の中から、興味や適性に合わせていきたい学校を選べる、そんな大分県で子育てをしてみませんか?
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