こんにちは。リージョナルキャリア大分のコンサルタント、田尻です。

近年、大分へのU・Iターン転職を実現する方が非常に増えてきています。

転職を希望する理由には「子育てを大分でしたい」というものが多く、また「転校などの問題がない就学前に転職したい」という声も多く聞かれます。

そこで今回は、中学校・高校・大学にかかる費用を比較し、『東京と大分で教育費がどれくらい異なるのか』について調べてみました。

大分にU・Iターン転職して子育てがしたい！という方にとって参考になれば幸いです。

中学校・高校の入学金と授業料

まず私立中学校、公立および私立高校の入学金と授業料についてです。

私立学校の場合、全国的にも学費が高額な東京都区部（23区）と比較すると中・高校とも約半額です。やはりかなり割安感がありますね。

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※東京、大分とも授業料の公的支援制度あり（所得制限あり）。

大学（4年制）の入学金と授業料

次に、国立と私立大学の入学金、授業料の平均値です。

大分県内の大学は公立・私立合わせて5校のみのため比較は難しいかもしれませんが、理工系の授業料は全国でも6番目に低い水準となっています。

文系大学で注目すべきはやはり、2000年に別府市に開校した「立命館アジア太平洋大学」でしょう。多くの外国籍の教員や学生が在籍し、キャンパスでの公用語は英語と日本語。学費は割高ではありますが、海外留学のような環境下で独自の教育スタイルを展開しています。

（単位：円）

補習教育（学習塾）の費用

将来の進学を見据えて、補習教育（学習塾などに通うこと）も想定されます。特に私立中学に進学する場合は、小学校の中学年頃から学習塾へ通うケースが多いでしょう。

そこで小学校・中学校・高校（予備校含む）の通塾費用についてもまとめてみました。

（単位：円）

※小学生と中学生の補習教育年間費用は「1ケ月平均値×12」で算出。

私立の中・高・大学に進学した場合、教育費用の差は？

ちなみに、これらのデータから、特に進学費用がかさむとされる『同一都県内で小学校と中学校、高校で3年間ずつ学習塾に通い、私立の中学校・高校・大学（文系）と進学した場合』を試算してみると、以下のようになります。

※実際には高校の修学支援制度（所得制限あり）が受けられたり、中学・高校・大学とも入学金や授業料以外の諸費用が発生しますので、あくまでも目安程度にお考えください。

まとめ

大分県では首都圏教育環境や学校数もかなり異なっており、中学、高校とも公立への進学が一般的です。

また大分県による「令和2年度大分県新規学卒者実態調査」によると、令和2年3月に大分県内の高校を卒業し四年生大学に進学した人のうち、7割以上が大分県外に進学しています。

こうしたことから、一概に教育費を比較することは難しいのですが、将来的なキャリア・ライフプランを考える上で参考にしていただけたらと思います。

お役立ち情報

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